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2009年7月21日に自民党の麻生太郎総理大臣が衆議院を解散。当時解散時期を逃し任期満了まで解散せずに終わるのではという声も聞こえる中、自民劣勢という前評判で行われた国民の注目度が高かった衆院選。


小選挙区が69.28%(前回衆院選67.51%)・比例代表が69.27%(前回衆院選67.46%)
小選挙区比例代表並立制を導入した1996年以降では過去最高の投票率
期日前投票者数は、1,398万4,968人(有権者のうち13.40%)


民主党が480の衆議院議席の内308議席を獲得、政権交代が実現した。
自民党以外の政党が単独で過半数を獲得し立ち上げた戦後初の政権が誕生。
第172回国会で鳩山由紀夫民主党代表が第93代内閣総理大臣に任命された。


選挙では民主党の実力者小沢一郎が選挙指南し当選した若手議員が多数おり、マスコミに「小沢チルドレン」と報道されることが多かった。また今回は女性議員も多数当選したことから「小沢ガールズ」と呼ばれることもあった。


自由民主党は公示前議席より181議席減の119議席、公明党は10議席減の21議席と与党は惨敗。麻生太郎自民党総裁は、責任を取り辞任した。

自民党は、前回の選挙(第44回衆議院議員総選挙 2005年9月11日)で躍進した小泉チルドレンは10人のみの当選。(杉村太蔵は自民党の公認を得られず不出馬)その他大物議員の落選により歴史的な敗北という結果になった。


一般的に国民からの声では、「民主党を支持したというより、自民党を中心とした政権を交代させたい」という意見が多かった。


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